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インプラントの選び方

インプラント治療を受ける場合、体に優しい治療をおこなっている、学会に所属し資格を取得している医師が在籍している、適正価格で治療を提供している、これら3点を基準にして歯科クリニックを選ぶとよいでしょう。

体に優しい治療をしている

体に優しい治療とは……。侵襲の少ない治療を提供しているかどうかです。

「侵襲」?一般の人にとっては聞きなれない言葉ですね。医学用語で「侵襲」とは、怪我や病気、手術、医療処置などによって「生体を傷付けること」または「生体の通常の状態を乱す刺激」を意味します。

では、侵襲の少ない治療とはどのような治療なのでしょう。侵襲の少ない治療には、フラップレスやOAM、ガイデッドサージェリーなどの治療法があります。

フラップレスは、歯茎を切らずに小さな穴を開けてインプラントを埋め込む治療法。切開や縫合をしないので、出血や術後の腫れ、痛みなどを抑えることができ、手術時間や治療時間も短いのが特徴です。歯茎から直接インプラントを埋め込むため、手術は経験や実績のある医師が担当します。

OAM は、極細の針で骨表面にごく小さな穴を開け、その穴を少しずつ拡げてインプラントを埋め込む治療法です。骨を削ることがないので、痛みもあまり感じず、出血もほとんどありません。

学会に所属し、資格を持つ医師に施術をしてもらえる

学会には、指導医や認定医の資格制度が設けられています。日本にある代表的なインプラント学会は、日本口腔インプラント学会やICOI口腔インプラント学会日本支部など。

日本口腔インプラント学会は、非営利の公益社団法人。日本最大の歯科の学会です。インプラント治療の質の向上による日本国民の健康づくりを実践することを目的として、研究推進や講習会の開催、専門医の育成や認定などをおこなっています。

インプラント学会の専門医・認定医・指導医についてくわしくみていきましょう。

日本口腔インプラント学会の認定医になるには、指定されている研修施設で5年以上の研修を積まなければなりません。そして、日本口腔インプラント学会が取り決めた資格条件を満たし、認定医試験に合格すると「認定医」としての資格が取得できるのです。

「専門医」は、正会員歴5年以上、インプラント治療を十分に理解し、指導的な知識と技能を持ち、専門医試験に合格した正会員。「指導医」は、正会員歴10年以上で、指導医試験に合格した正会員です。

ICOI口腔インプラント学会の「認定医」は、インプラント治療において一定の知識や技術を持ち、適切な診断と治療をおこなうことのできる歯科医師、歯科技工士を指します。

適正価格で治療を提供している

インプラントの費用相場は約30万円。自由診療のため、歯科クリニックで扱っている材質や治療の種類によって異なり、専門の技術を持った医師がおこなう治療なので、歯科医の技術料もここに加わることになります。そうなると、どのくらいの費用がかかるのか不安ですよね。治療をおこなう前に、クリニックに問い合わせてみましょう。

中には、格安の料金で治療をおこなっているクリニックも。実績の歯科医師が治療をおこなっている、インプラントの材質が低いものを使用していることも考えられます。料金が相場より安いということは、そこには何らかの理由が隠されているかもしれません。クリニックを選び際は、注意してください。

インプラントは高い!というイメージが強いですが、医療費控除が受けられる治療です。インプラント治療を受けた場合は、確定申告をすると、お金が戻ってくるので、忘れずに申告しましょう。