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こちらではインプラント禁忌症のひとつである骨粗鬆症(骨粗しょう症)について取り上げ、症状の概要やインプラントが不向きな理由、骨粗鬆症のインプラント事例などを取りまとめてご紹介しています。
骨粗鬆症は骨密度が低下してしまうという病気になります。日本にも数多くの患者がいるそうで、特に中高年の女性にとっては決して珍しい病気ではありません。本来はインプラント禁忌症のひとつですが、場合によっては、インプラント治療ができる可能性もゼロではありません。ぜひ知識を深めた上で、信頼できる先生に相談してください。
なお骨粗鬆症のほかにも、インプラントができないとされている症状がありますので、それらについても、しっかりチェックしておいてください。
簡単に言えば、骨が弱く、脆い状態となってしまい、骨折を起こしやすくなってしまう状態のことを指します。そもそも人間の身体というものは、成長によって骨の量が増えていき、20歳前後でピークに達します。
逆に、年齢を重ねるごとに、骨の密度というものはどんどん低下。特に女性は男性に比べ、骨の量が少ないので、元々骨粗鬆症になりやすい傾向があり、さらに閉経を迎えてから数年間は急激に骨量が減少してしまうリスクが高くなります。
ご存知の通りインプラントは人工の歯根を顎の骨に埋め込む手術ですが、骨粗鬆症を患っていると、インプラントと顎の骨がしっかりと結合できない、という可能性が考えられるのです。加えて、骨折の防止などを目的に「骨吸収抑制薬」による薬物療法を行っていると、顎の骨が壊死(えし)するという副作用を起こす場合も。そのため、骨粗鬆症の可能性のある患者へのインプラント治療は、慎重に慎重を期す必要があります。
参照元:「口腔インプラント治療方針2020」(公益社団法人日本口腔インプラント学会編)
骨粗鬆症の薬物療法を行っている方には慎重かつ的確な判断が求められます。主治医の先生としっかり相談した上で、薬の飲むのを一定期間お休みしたり、飲む薬の種類を変えることで、インプラント施術が可能になる場合があるそうです。
また骨粗鬆症の方が歯周病によって歯を失った場合、顎の骨を増やす手術を行うことで、インプラントが可能になる場合もあるとのこと。さらに、骨粗鬆症の傾向がある方は、インプラントが骨に定着するまでの待機期間を、通常の倍程度設ける、というやり方でインプラントができる可能性があります。
こちらの事例は、骨粗鬆症を患っている52歳の女性に起きた事例になります。繰り返し述べています通り、骨粗鬆症の徴候がる、あるいは治療を行っている患者さんへのインプラント施術には慎重な判断や配慮が求められますが、この女性に対しては不十分な判断でインプラント埋入を行ってしまったところ、しばらくして埋入したインプラントが上顎洞を突き抜けてしまったという事態が発生したそうです。
もちろん直ちにインプラントの摘出が行われたそうですが、その過程で、上顎の骨が広範囲にわたって喪失することになってしまったとのこと。そのため喪失した上顎骨の回復手術を数回にわたって行い、比較的厚みのある犬歯部分にインプラントの再埋入を実施。その上で、インプラントに磁石で固定されるタイプの義歯を制作し装着。1年経過後も、インプラントが弛緩することなく、義歯も安定した状態を保っていたそうです。
参照元:「不適合インプラントにより広範囲上顎歯槽骨を喪失した骨粗籟症患者の咬合機能の回復」 昭和大学歯学部第二口腔外科学教室
以上の通り、インプラントには不適とされる骨粗鬆症であっても、症状を的確に判断した上で、クリニック側で骨粗鬆症に対応できる体制が整っていれば、インプラントを行える可能性は十分にあります。なにより個々により症状もさまざまなため、医師への相談が肝心ですので、勇気を出して、一歩を踏み出してみてください。
インプラント治療を受けるなら、負担を軽減できるよう嚙み合わせに関する知識が豊富で、衛生面やプライバシーに配慮された完全個室のあるクリニックがおすすめです。
岡崎市で負担が少なくインプラント治療ができる、おすすめの3院をご紹介します。



【選出基準】2023年7月12日時点でgoogle検索「岡崎 インプラント」で公式サイトが表示された上位30院の歯科クリニックのうち、院長が噛み合わせに関する学会・勉強会に所属しており、かつ完全個室の治療設備を保有している3院
(※1)参照:豊田歯科公式HP https://www.okazaki-implant.com/#result