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こちらではインプラント禁忌症のひとつである消化器疾患について取り上げ、症状の概要やインプラントが不向きな理由、消化器疾患のインプラント事例などを取りまとめてご紹介しています。
消化器疾患とは胃や肝臓、小腸、大腸といった消化器官で発症する疾患の総称。その種類は比較的多く、各種の肝炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが代表格になります。他のインプラント禁忌症と比べ、症状が落ち着いていれば、インプラントを受けられる可能性は高い傾向。ただし、注意しなければならない点を無視することは禁物です。ぜひ知識を深めた上で、信頼できる医師に相談してください。
なお消化器疾患のほかにも、インプラントができないとされている症状がありますので、それらについても、しっかりチェックしておいてください。
繰り返しになりますが、消化器疾患は胃や小腸、大腸などの消化器官で起こる病気の総称になります。また医学的には肝臓や胆嚢、膵臓なども含まれますので、肝硬変や肝炎、胆石症、膵炎なども該当します。
それこそ末期に進行してしまった肝硬変など深刻な状態である場合はさておき、治療や薬の服用などで症状が安定していれば、インプラントの施術が受けられる可能性は高くなります。しかし。全くの健康体の方に比べれば、それなりにリスクもあります。特に注意が必要なのがウイルス性肝炎と胃・十二指腸潰瘍。
A型、B型、C型などのウイルス性肝炎には文字通りウイルスを原因とし、特にB型、C型は血液を通じて感染します。もちろんインプラント手術は感染対策が講じられた環境で行われますが、院内感染のリスクはあります。また肝炎が進行して肝硬変の状態になると、血液の凝固能力などが低下し止血しにくくなる点にも要注意。
胃・十二指腸潰瘍は臓器の内側の粘膜に潰瘍ができる病気です。ほとんどの場合、投薬によって改善されますが、インプラント手術後に処方される消炎鎮痛剤が非ステロイド系の薬剤の場合、そうした潰瘍を再発させてしまう恐れがあります。それゆえ、胃・十二指腸潰瘍を経験した方がインプラント施術を受ける場合には、必ず事前に申告すべきです。
参照元:「口腔インプラント治療方針2020│公益社団法人日本口腔インプラント学会」
以上の通り、消化器疾患はインプラント施術の前後に接種する薬の種類に気をつけることで、受けることができる可能性が高くなります。そのためには、内科の主治医にしっかり相談し、またインプラント施術を担当する歯科医師にも、これまでに経験した疾患について、しっかり正確に伝えることが重要です。
また前述しました通り、肝炎を患っている方の場合は、院内感染のリスクがありますので、しっかりとした手術室が備わっている歯科クリニックを選ぶことが肝心です。
こちらは、消化器疾患の一種であるC型肝炎を患っており、かつ重度な歯周炎によって歯を失くしてまったという44歳の男性のケース。咀しゃくができない状態となってしまったためインプラントの埋入手術を希望されましたが、同時に行っていたC型肝炎のインターフェロン治療により、血液中の白血球と血小板が大きく減少している状態で、止血しにくいリスクが考えられる状態だったそうです。
そのためインプラントの施術は、インターフェロン治療が終わり、白血球と血小板の数値が回復するまで慎重に経過観察を行い、数値が回復してからインプラント施術を実施。また手術の部位を小範囲として複数回に分けて行ったことで、止血困難や術後出血を回避できたそうです。
参照文献:「インターフェロン療法中のC型肝炎患者に血液検査の結果を考慮してインプラント治療を行った1症例│日本口腔検査学会」日本口腔検査学会雑誌(2013)5巻1号 p.51-54
以上の通り、消化器疾患は他のインプラント禁忌症と比べると、適切な対応を行えば、インプラント施術を行える可能性は高いと言えます。そのためにも、内科の主治医の先生と、インプラント施術を請け負う歯科医の先生に、正しい情報を伝えることが重要です。
インプラント治療を受けるなら、負担を軽減できるよう嚙み合わせに関する知識が豊富で、衛生面やプライバシーに配慮された完全個室のあるクリニックがおすすめです。
岡崎市で負担が少なくインプラント治療ができる、おすすめの3院をご紹介します。



【選出基準】2023年7月12日時点でgoogle検索「岡崎 インプラント」で公式サイトが表示された上位30院の歯科クリニックのうち、院長が噛み合わせに関する学会・勉強会に所属しており、かつ完全個室の治療設備を保有している3院
(※1)参照:豊田歯科公式HP https://www.okazaki-implant.com/#result