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こちらではインプラント禁忌症のひとつである貧血について取り上げ、症状の概要やインプラントが不向きな理由、貧血のインプラント事例などを取りまとめてご紹介しています。
貧血は女性に多い悩みの一つでもあります。それこそ誰でも起こり得る症状なので、つい大した病気ではないと思ってしまいがちですが、深刻な病気の原因となる可能性があり、インプラント施術に関しても注意が必要。ただし、やり方によってはインプラントが可能となる場合もあります。ぜひ知識を深めた上で、信頼できる先生に相談してください。
なお貧血のほかにも、インプラントができないとされている症状がありますので、それらについても、しっかりチェックしておいてください。
名称としては知っていても、貧血の正しい定義まではご存知ないという方も少なくないことでしょう。貧血とは端的に言えば、血液の成分が一定基準以下になってしまう病気のこと。いくつか種類がありますが、発症頻度が特に高いのが鉄欠乏性貧血というもので、血液中で酸素と結合する働きのあるヘモグロビンが減ってしまい、その結果、身体全体の酸素量が不足してしまうという状態になります。
そして貧血によって体内の酸素が不足していると、身体の細胞の再生が促進されないという事態に。傷の治りが悪くなる、血が止まりにくくなる、感染症に対する抵抗力が弱まってしまうという状態です。
インプラント施術は歯茎を切開し、顎の骨を削るという大がかりな手術であり、一定以上の負担が身体にかかります。貧血の状態でインプラント施術を受けることは、様々なリスクにつながることはお分かりいただけると思います。
加えて腎機能低下によって貧血となっている場合、血圧調整が難しい状態となっているので、手術前の緊張や不安、痛みによる刺激によって血圧が急激に上昇してしまうという事例もあります。
以上のことから、ヘモグロビン量が10g/ml未満となっている貧血の場合、インプラント施術は回避される傾向になります。
参考元:「口腔インプラント治療方針2020│公益社団法人日本口腔インプラント学会」
以上の通り、インプラント施術が受けられるかどうかは、血中の、ヘモグロビン量が10g/ml未満かそれ以上かが大きな境目になります。内科を受診して適切な治療を行い、ヘモグロビン量をクリアすることが大前提となります。
加えて、急激な血圧上昇を招かないよう、ストレスや緊張などを可能な限り排除するという配慮も必要になってきます。
それゆえ、貧血患者へのインプラント施術は、歯茎を大きく切開しないで行う、フラップレスインプラントが、傷の治りや止血、痛みや身体への負担軽減といった観点から望ましいとされています。
こちらは血液中の白血球や赤血球などの成分が減少してしまう再生不良性貧血と診断され、約10年間、薬の服用を続けているという63歳の男性の事例。以前からインプラント装着を希望していたそうで、歯周病治療を終え、インプラント埋入を相談。
貧血の持病を考慮し、歯茎の切開をせず、埋入位置をコンピューターで精密にシュミレーションするフラップレス方式を採用。術中、術後には出血を抑える薬も適宜投与されました。施術は無事完了し、術後の感染症もなし。術後6年経過後もインプラントの状態は良好。
参考文献:「フラップレスでインプラント埋入術を施行した出血性素因を有する2症例│日本口腔インプラント学会」日本口腔インプラント学会誌(2015)28巻4号 p.515-520
以上の通り、貧血の方は事前の症状改善と、施術方法の適格な選択、術中、術後に適切な対応を行うことで、インプラント施術の可能性が開けます。そのためにも、まず主治医の先生に、インプラント施術の相談をしてみることが重要です。
インプラント治療を受けるなら、負担を軽減できるよう嚙み合わせに関する知識が豊富で、衛生面やプライバシーに配慮された完全個室のあるクリニックがおすすめです。
岡崎市で負担が少なくインプラント治療ができる、おすすめの3院をご紹介します。



【選出基準】2023年7月12日時点でgoogle検索「岡崎 インプラント」で公式サイトが表示された上位30院の歯科クリニックのうち、院長が噛み合わせに関する学会・勉強会に所属しており、かつ完全個室の治療設備を保有している3院
(※1)参照:豊田歯科公式HP https://www.okazaki-implant.com/#result